虫が無人島を侵食 “消滅”の危機 広島の瀬戸内海
昭和35年前後(上)と現在(下)の瀬戸内海の無人島「ホボロ島」
広島県東広島市の沖合にある瀬戸内海の無人島「ホボロ島」が、無数の虫による侵食で“消滅”の危機にあることが、沖村雄二広島大名誉教授(地質学)の調査で分かった。満潮時は岩が一つ頭を出すのみで、地元住民は「寂しいが、自然の成り行きで仕方ない」と小さくなっていく島を見つめている。
沖村名誉教授は、地元で「島がなくなる」と言われていたホボロ島を調査。岩に穴を開けて住むナナツバコツブムシという体長約1センチの虫を多数発見した。ホボロ島は風化しやすい岩でできており、ナナツバコツブムシがもろくなった岩に穴を開け、その岩を波がさらに削っていると結論づけた。
1725年に364メートルあった島の外周が、1825年には220メートルになったとの記録があるという。現在は東西約90メートルの細長い形に縮小、別の種類の岩でできている周辺の島に変化はない。
「台風の後に目立って小さく見える。特にここ10~15年の間に小さくなったようだ」と郷土史を調べている東広島市の矢原大和さん(68)は話す。
沖村名誉教授は「風と波による浸食は通常数千~数万年かかるが、虫がかかわることで急速に進んでいる」と驚いている。
産経新聞より
虫の威力すごいねぇ。
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