Tuesday, May 20, 2008

若トラ

 「ウエスタン、阪神6-4広島」(20日、甲子園)

 北京五輪野球の日本代表・星野仙一監督(61)が20日、ウエスタン・阪神-広島戦(甲子園)で、阪神2軍の指揮を執った。甲子園での采配(さいはい)は1670日ぶりで、田淵ヘッド兼打撃コーチ、山本守備走塁コーチ、大野投手コーチらもベンチ入りした。試合前、闘将からゲキを飛ばされた若トラは逆転勝利。昨年の練習試合を含め、星野監督が指揮を執った試合は、これで引き分けを挟んで15連勝と不敗だ。

  ◇  ◇

 朝一番のゲキが効いた。星野監督のハートが、若虎の闘志に火を付けた。初黒星を覚悟したが、きっちり勝ち星が付いてきた。北京五輪までに、どこかで負けた方がいいのでは…。運も味方にした15連勝には、複雑な思いを抱いたほどだった。

 「ちょっと、勝ちすぎてる。きょうは、やられたかと思ったけど(広島の)ミスでああなった。みんな、勝ちすぎだとか言っていた。でも『負けろ』とは言えないし、流れに任せているよ」

 甲子園で指揮を執るのは1670日ぶり。03年10月24日の日本シリーズ第5戦、日本一に王手をかけたあの夜以来だ。「ノスタルジーな気持ちは捨ててきた」。代表監督として挑んだ一戦。目的は、北京五輪に向けて実戦感覚を取り戻すこと。ただ、若虎に言っておきたいことがあった。

 練習前の朝9時前、若虎を集めて約3分間の闘魂注入。「ファームは今弱いから、プロのユニホームを着たところで満足してはいけない。ここからなんや」。言葉を掛けたのは、勝利の執念を呼び起こすためだった。

 「最近、タイガース(2軍)は負けが込んでいる。ファームでも勝つ意識を持たないと」

 四回に逆転し、同点にされた直後の八回だった。高橋光の緩やかな飛球を、右翼・井生がまさかの落球。無死二塁となり、明大出身で星野監督の後輩にあたる庄田が、中前適時打を放って勝ち越した。この試合まで、ウエスタンで8勝20敗4分けで最下位だった阪神2軍。平田2軍監督も「選手の目の色が違った」と“星野効果”を喜んだ。

 昨年から練習試合を含めて指揮を執った試合は、これで17戦15勝2分けとなった。選手交代などは、平田2軍監督に任せて采配に専念。何度かヒットエンドランのサインを出すなど、積極的に仕掛けるシーンもあった。平日の2軍戦にもかかわらず、観客席には通常の倍以上となる1662人のファンが詰めかけ、金メダルに向けた白星発進を見届けた。

 「ついでに明日も勝つか」と星野監督。途切れない不敗神話。21日は広島ベンチで指揮を執り、自ら目覚めさせた若虎を倒す。闘将の勝利への執念は、衰えを知らない。悲願へと、幸先の良いスタートとなった。

デイリースポーツ

すごいパワー持ってそうだもんなぁ。
星野監督。

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