「練習試合、日本代表13-1巨人(7回降雨コールド)」(22日、宮崎)
WBC日本代表候補の岩田稔投手(25)が22日、宮崎合宿でのサバイバルレースを終え、最終メンバーの28人に残った。超一流がひしめく中で中継ぎ左腕として代表入り。この日は巨人との練習試合に登板し、1失点(自責0)を喫したものの安定した投球を見せた。最終メンバーの正式発表は25日に行われる。
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自然体が気持ちいい。舞台が大きかろうが、自分自身を変えることはない。ありのままを左腕で表現することで、プロの世界で頭角を現すまでに成長した。タテジマの戦闘服がジャパンに変わっても岩田は岩田。「思ったとおりに投げられた」といつもどおりの自分で堂々と挑戦したことが、日本代表最終メンバー選出という結果につながった。
代表最終選考へ向け、最後の関門はイージーではなかった。4点リードの三回から2番手で登板した巨人との練習試合。野球の神様は容赦なく、岩田に試練を与えた。まずは先頭の松本を詰まらせたものの、打球が二塁・岩村のグラブのわずか上を通過して右前打。苦難の序章だった。
続く相手はアルフォンゾ。積極的に内を突き、三ゴロ併殺に仕留めたかに見えた。だが、三塁・村田の二塁への送球が大きくそれてオールセーフ。さらに、ラミレスの右前打で、いきなり無死満塁のピンチを背負った。そこで打席に迎えたのは李。韓国の4番を務めたこともある強打者を前に、大量失点の予感が頭をよぎった。
しかし、岩田の心が揺れることはなかった。「低めを意識しました。僕は低めに投げないと打たれますから」。カウント1-0からの2球目だった。低めのツーシームで遊ゴロ併殺。その間に1点を失ったが、続く坂本を遊ゴロに抑えて最少失点で切り抜けた。この落ち着きがまた、岩田の評価を上昇させた。
四回は田中を二ゴロ、中井を遊ゴロで簡単に二死を取った。最後の打者、加藤は2-1からこん身のツーシームで空振り三振に仕留めた。欲しいところでストライクをしっかり奪った。テンポ抜群の投球で打者に考える余裕を与えなかった。「できることを、しっかりできたのでよかった」。2回2安打1失点の数字以上に、岩田の存在感は輝きを放っていた。
今後は24、25日に京セラドーム大阪で行われる豪州との強化試合などを経て、本番へとシフトしていく。代表に残ったことに満足せず、すでに気持ちは前に向かっている。「これからやらんといけないので」。“世界のイワタ”のサクセスストーリーが始まった。
デイリースポーツ
なんか地元チームから選出されると嬉しいですよね。
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